Lady Green's Diary

英語講師Lady Greenの日記

偉業達成おめでとう

きっと日本中が注目していたであろう昨日のフィギュアスケート男子シングルス。私も家で生中継を見ていました。特に最後の3人、羽生君、フェルナンデス選手、そして昌磨君の演技は手に汗握りました!そして、素晴らしい結果に拍手!!!

 

3選手ともそれぞれの個性が出ている素晴らしいプログラム。そして、ミスはあったもののそれぞれに満足のいく演技を出来て納得の結果というのが、見ていても気持ちよかったです。最終結果が出て羽生君の目に思わず涙が浮かぶのを見て、ここまで来るのに色んな思いがあっただろうなぁと、私もジーンとしちゃいました。一方で隣に座っている昌磨君は何ともマイペースな感じでとっても対照的で面白かった(笑)でも、2人が握手する様子や3選手が抱き合う様子は見ていて暖かい気持ちに。銅メダルに終わったフェルナンデス選手は、羽生君と同じブライアン・オーサーコーチの下でずっと練習してきた盟友でもあります。負けて悔しいというのではなく、暖かく祝福できる大様さが彼にはあって、それが演技にも表れている。羽生君の金メダル獲得に、実は彼の存在は大いにプラスになっている気がします。

 

しかし、羽生選手はやっぱり凄いなぁと感心。演技にも何とも言えない存在感や気迫のようなものを感じますね。この人はきっと2番手に甘んじる人ではないんだろうなという気がします。トップに立つ人、という感じですね。

 

日本中がこのニュースに沸いていますが、海外メディアの報道もちょっと見てみたいと思い、CNNの記事を読んでみました。

edition.cnn.com

 

日本でも羽生選手の記事には震災のことが一緒に書かれることが多いですが、やはりここでも触れられています。

The 23-year-old, a survivor of the 2011 Japan earthquake and tsunami, was in tears after his golden performance on Saturday, and said defending his Olympic title was the best day of his skating life.

英文を読むことに慣れていないと、こういう長い文章は読んでいて主語動詞がわからなくなる人が多いのですが、ちょこっと構文の確認。まず、主語はThe 23-year-old(23歳の彼)、そこにさらに説明として「2011年日本を襲った地震津波の生存者」という情報が付け加えられています。ここまでが主語ですね。そして、動詞が2つあります。1つ目はwas、そして2つ目にsaid。「土曜日の金メダルの演技の後に涙を浮かべ、オリンピックの連覇は彼のスケート人生で最高の日だと言った。」ざくっと訳してみるとこんな感じ。

 

ソチの金メダル後のインタビュー映像も記事に挿入されていますが、震災後の大変だった状況を語っています。常々「被災地のために何かしたい」と言っている彼ですから、羽生選手が活躍することでこうやって震災のことが取り上げられるのは良いことなのかもしれません。そういう役割も神様から与えられているのかも?

 

世界選手権はお休みするのかな?という気がしますが、とにかくお疲れ様、ゆっくり休んでね(取材攻撃で忙しいかもですが・・・)、そしておめでとう!

 

ちなみに、宇野選手のことはあまり書きませんでしたが、実は私のいちおし選手だったりします。高橋大輔の後を継いでくれる人はこの人!と思っています。メディアでは何かと「羽生選手に憧れている」と書かれていますが、もともとは彼は大輔に憧れてきた選手。本人も「表現力の秀でた選手」になりたいという思いがあるようで、やっぱり大輔タイプの選手だと思っています。まだまだ伸びしろあると思うので、今後にさらに期待したいです。