Lady Green's Diary

英語講師Lady Greenの日記

2018年の洋書と今年最初の1冊

去年は何を読んだんだっけなぁとブログ記事をチェックしてみてびっくり。何と3冊しか読んでませんでした!その3冊も2018年前半に読んだものばかりで、後半から何も読んでない模様。私何してたんだろうか?といった感じです・・・。まぁ、一人暮らし計画を立て始めてからは、もっぱら部屋探しや引っ越しの準備で本を読んでいなかったのは確か。しかし、後半1冊も読んでないとは!本のない日々を送っていたのか?と色々と思いを巡らし、思い出したのが「そうだ、遠藤周作の『沈黙』を読んだんだった!」ということ。その間洋書はお預けしてたのでした。と言っても夏休みに読んでいた気がするので、秋以降はやはりほとんど読書をしていない気がします。

 

で、読んだ3冊というのはこちら。

 

The Prison Book Club

The Prison Book Club

 

 

 

The Road. (Vintage) (Vintage International)

The Road. (Vintage) (Vintage International)

 

 

 

Everything I Never Told You (English Edition)

Everything I Never Told You (English Edition)

 

 

1冊目の『The Prison Book Club』についてはブログでも何度も書いた気がしますが、かなりのお気に入りです。英語学習にも最適で、「こんな英語を書けるようになりたい!」と、学習意欲も高まりました。秋に何も読書していないと言いましたが、実はこの本をまた読み返していたりもして。また再読して、英語表現を盗みたいと思っています。

 

2冊目の『The Road』はBook Clubの課題図書でした。決してハッピーな内容ではなくお気に入りとは言えませんが、Book Clubのメンバーとのディスカッションは楽しかった。1冊目の洋書で「やっぱりBook Clubっていいよな」と思い、「今年はたくさん参加したいな」と思ったのですが、結局去年クラブに参加できたのはこの1度だけだったりします・・・。今年こそリベンジと思いますが、どうなるかな・・・。

 

3冊目もBook Clubの課題本。非常に興味深くて楽しんで読んだのですが、せっかく読了したのにクラブには参加出来ずで残念でした。でも、内容は良かったしお勧めの1冊です。英語も比較的読みやすくていい。

 

読んだ冊数は少ないけれど、それぞれに満喫できたので、昨年の読書ライフはそれなりに充実していたと言えなくもない気がします。そして、洋書ではないけれど遠藤周作の『沈黙』はやはり素晴らしかった!学生時代に読んだ時とは全く違った印象で、今だから感じられることもあり、やはり良い作品は何度も読み返すべしと思いました。出来ればこの作品を1度英訳でも読んでみたいと思っています。正直、難しいと思うのですが、どう英語で表現されるのか気になるところです。ハリウッドで映画にもなっているし、それも気になるところ!

 

 

沈黙 (新潮文庫)

沈黙 (新潮文庫)

 

 

 

Silence (Picador Modern Classics)

Silence (Picador Modern Classics)

 

 

 

 

そして、昨年末から読み始め、今も進行中なのがこちらの本。実は図書館で年末に借りた本だったりして。

 

The Housekeeper and the Professor

The Housekeeper and the Professor

 

 

引っ越しして初めて図書館に行って、久しぶりに何か借りようと洋書の棚を見ていて見つけたのですが、英語のタイトルを見て、「あ、これは知っている本かも」とピンときました。読んだことはなかったけれど、映画にもなっているしタイトルは何度も耳にしました。日本語の原題と英語のタイトルがちょっと違っていますね。そのまま英語にすると外国人にはわかりにくいのかも。英語のタイトルの方がストレートで内容がイメージしやすいかもしれません。でも、なんだか「そのまま」すぎて味気ない気もするけれど。何の本かわかりましたか?正解はこちら。

 

 

博士の愛した数式 (新潮文庫)

博士の愛した数式 (新潮文庫)

 

 

読みながら、物語の世界にどんどん引き込まれていきます。数学は苦手なのでよくわかりませんが、独特の世界が繰り広げられていき、数学ダメな私ですら数字の世界に魅了されそう。そして読みながら「あぁ、やはりこれは原文の日本語で読むべきかもなぁ」と思うのでした。翻訳が決して悪いわけではなく、小川洋子さんが描くこの魅力的な世界を、原文の日本語で読めばきっともっと魅力的なんじゃないかと思うのでした。

 

まだ半分しか読み終えていませんが、これが2019年最初の1冊になりそうです。なかなかに良いスタートという気がします。楽しんで最後まで読みたいと思います。

 

今年は去年よりももう少し本を読んで、そしてもう少しBook Clubにも参加できたらと思います。