Lady Green's Diary

英語講師Lady Greenの日記

暗号解読

先日お引き受けした英日翻訳は何とか無事に提出。やはり手書き原稿の読み取りに苦労しました・・・。しかしこれ、英語力とは別のスキルと思いきや、実は文字を解読するのも英語力の一部だなぁということに気づきました。語彙の知識や文法力などかあるからこそ「これはこう書いてるんじゃないかな?」と予測が出来るのですよね。「この単語の後にはこういう表現が来るはず」、とか、「この話の流れだとこういう単語が来るんじゃない?」などとある程度見当つけることが出来るからこそ解読できる。それがないとさっぱり読めない。

 

最初にパッと見て、「これ無理!絶対に読めない!」と思った文字も、そうやって見当つけながら読んでいくと段々とわかってきて、ある程度わかってくるとその人の文字のクセが掴めてきて読めるようになってくる。わからないと思ったものも、しばらく時間をおいて読み直してみるとびびっと閃いたり。わかった瞬間はある意味ですごい達成感も味わえます(笑)Aha momentって言うんでしょうか、これが。そして、我ながら「良く読めたなぁ」と感心しちゃったりして。

 

文字が読めない人って必ずしも字が汚いばかりでなく、凄く綺麗なんだけどクセがあって読めないというのもありました。日本人で達筆すぎて読めないというのに近いでしょうか。これも新しい発見。

 

それでも、どんなに考え、どんなに筆跡鑑定してもわからない箇所があって、そこは仕方ないので連絡事項として一言そえて提出しました。あと、読み取ったものの確信の持てない箇所も。正直、翻訳の質云々と言う前に、正しく読めているのかどうかが自信が持てない・・・。本当にこれでいいのか?と思いつつも、大きく間違えた翻訳にはなっていないと思うので、まぁ良かったのかなぁという感じです。チェッカーさんから訂正入って返ってくるのを覚悟して待っていたのですが、何もないということは取り敢えず大丈夫だったようです。

 

色んな翻訳がありますが、こういうのもあるんだなぁとある意味良い経験になりました。こんなのばっかりだと嫌ですけど(笑)そして今回の英日翻訳をやってみて、読解の際に必要とされるスキルを改めて実感。語彙力、文法力、そして話の流れを掴むこと。私は語彙力はあまりないんですが、その他の部分でカバーして読解するのが得意。英検1級の問題も、単語わからなくてもある程度読めるのは、文法が得意なのと、話の流れで予測して読むのが得意なのだと思う。ということを、今回の翻訳しながら思ったのでした。でも、やっぱり語彙力は大事なので、もっと語彙力アップしたいです!

 

そして、英日翻訳をすることで、日英翻訳にも生かせるなぁということを今回実感しました。インプットしておくことで自分の引き出しが増えて、アウトプットの際に使える表現が豊かになりそう。いつもお決まりの表現ではなく、もっと違った表現やこなれた表現を使えるようになりたいものです。