Lady Green's Diary

英語講師Lady Greenの日記

The Phoenix

昨日の全日本選手権男子フリーの演技はバッチリ録画して鑑賞(いや観戦?)予定。父が「録画予約した」と言っていたので、後で見ようと思い、夜にオンラインレッスンを入れていたのでレッスン準備などしてました。ふと思い立ってテレビをつけてみたらもう大ちゃんは出た後。「そうか!ショートで14位と出遅れてるので出番が早いんだった!」と気付くももう遅い。「まあいいや。翌朝録画を見よう」と思い諦める。しかし、何となく感じる一抹の不安。

 

さて、今朝になって早速録画を見ようとチェックすると、不安的中。入ってない!最近録画予約の仕方を覚えた父。年末の特番などあれこれとテレビ番組を予約して、見てない番組もたまっていき、いつの間にか容量オーバーになっていたよう。本人そのことに気付かず、バッチリ録画予約したつもりになっていたようです…。く〜、やっぱり大切なものは自分でもちゃんと確認するべしです!ちなみに父の好きな女子のフリーはちゃんと撮れているのでした。ズルイ・・・。

 

仕方がないのでネットに上がる動画をチェックするしかないですね。結果だけはニュースで確認しましたが、最終的に12位ということ。納得のいく演技は出来なかったけれどやり切った感はあったようで、もう気持ちは次に向いているようです。ファンからの温かい声援を受けつつ、すっきりした気持ちでシングル引退できるのは良かったんじゃないかと思います。私も結果云々とかよりも、こうして彼がリンクに立ってくれていることが嬉しいし、彼の表現する世界が好きで、いつも新しいことに挑戦し続ける彼の姿勢にインスパイアされることも多い。今回のショートプログラムにしても、スケーター出身ではない振り付け師に依頼するという革新的な試み。勝ちにいこうというよりも、新しいこと、面白そうなことにチャレンジする姿勢や、自分の世界を表現していくことへの拘りが感じられて、そういうところも好きだったりするのです。

 

結局まだどの選手の演技も見れていないのですが、羽生君がまさかのミスで2位に沈み、昌磨君が逆転優勝とのこと!やっぱり何があるかわからないのが全日本選手権なのでしょうか。だから皆、緊張すると言うのかな。昌磨君はこれで4連覇ということですが、これまでは羽生君が欠場している中での優勝。今回の優勝は格別の思いがあるようです。正直言うと私も優勝はきっとユズなんだろうなと失礼ながら思っていたので、まさかの展開にちょっとビックリしましたが、二人の様子を見て何だか心温まる思いもありました。ユズはめっちゃ悔しいだろうと思うのですが、それでも昌磨君の優勝を心から祝福しているのが伝わって来たし、昌磨君がこれまでの苦しい時期を乗り越えて、正真正銘の全日本チャンピオンに輝いたことを嬉しくも思います。こういう勝負事って本当に悲喜こもごもだけれど、リンクの上では戦ってもオフリンクには持ち込まないというか、お互いへのリスペクトが感じられるのは気持ちがいいです。終わってみると何だか清々しい思いがするな。

 

出場選手みんなそれぞれに色んな思いがあるだろうけれど、良い結果が出せた人もそうでない人も、みんなそれぞれの経験がきっと次に繋がるはず。羽生君もこの経験を次に繋げていける人だと思うし、昌磨君は昌磨君でこれからまた新しいチャレンジが始まるわけです。そして大ちゃんもいよいよアイスダンサーとしての新しいチャレンジが始まる。

 

人生って、本当に、最後の最後までわからないものだと思っています。その時辛いと思った経験が自分の糧になり新しい可能性につながっていったり、成功した経験が逆に後に足をひっぱることだってあり得る。過去の成功体験にしがみつくことで、自分の可能性を狭めてしまうことだってあるわけです。だからこそ、不遇の時もへこまずに、順調な時も油断せずにということが必要なんじゃないかな。まだ人生のプロセスの途中。まだこれから。

 

残念ながら録画に失敗し、古い録画番組を次のために消去していたら、今年の夏頃にテレビで放映されていたらしいアイスショーの録画が見つかりました。父が録画していたよう。マンションにはテレビがなかったのでノーチェックでしたが、大ちゃんも出ていたんですね。今季のショートプログラム「The Phoenix」のお披露目映像が見れたので、まぁ、それでいいとするか。最後までキレキレの格好いい演技。全日本で見せれたら良かったのですが、でもまぁ、それも含めて大ちゃん。それでも前を向いて進んでいく姿に勇気をもらうので、これからも不死鳥のごとく蘇り輝き続けて欲しいと思います。

 

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