Lady Green's Diary

英語講師Lady Greenの日記

大学共通テストリーディング問題を解いてみた感想

大学共通テスト英語のリーディング問題を解いてみました。今年からテスト内容が大幅に変わったということで、どんな内容なのか気になっていたのですが、新聞の朝刊に掲載されていたのを切り取って読解問題だけチャレンジしてみました。

 

問題を解き始めて最初に思ったことが「文字ちっさ!!!」(笑)40代後半に入って小さい文字がだんだんと見づらくなってきている私にとって、これが一番の難関でした(笑)半分くらい問題を解いたところで、もうこれ以上無理と途中で投げ出してしまいました。目が疲れる・・・。そして数日後に残りの長文問題にチャレンジ。一応最後まで問題を解き切りました。ちなみに一応時間も測っておいたので、制限時間内に全部問題を解いています。あいだに数日間の休憩が入ってしまいましたが。これだけの問題を一気に解くのは結構しんどいなあと思いました。受験生大変だわ。まあ若者は小さい文字でも問題なく読めるんだろうけれど(笑)リスニングもあるし英語以外の教科もあるわけですから、受験生は大変だなぁと本当に思いました。

 

さて、ではリーディング問題の結果はどうだったのかと言うと、全部で2問間違えたということになります。情報の読み落としでミスしたのが1問。うっかり飛ばしてしまった問題が1問。最後まで読んでから答えようと思っていたら、すっかり忘れてしまいました・・・。100点というのはなかなか難しいですね。

 

問題を解いていて思ったのが「なんだかちょっとTOEICみたい」ということ。長文があってそれに関連するグラフや表のようなものが付随していて、内容を関連付けながら答えるような問題がいくつもありました。これはまさにTOEICのダブル・パッセージ、トリプル・パッセージのようなものではないでしょうか。大学の共通テストの勉強はTOEIC受験にも生きてきそうです。TOEICの問題を意識して作成したわけではないのだろうと思いますが、英語力だけではなく情報を照らし合わせて理解していく力が求められているという印象です。

 

それから、文中に書かれている内容についてファクトはどれかオピニオンはどれかという問題があったのも印象的でした。要するに、内容を理解するだけではなく、それが主観的な事実なのか客観的な事実なのかということを判断することが求められるわけです。色々な情報が氾濫している今の時代、事実なのか意見なのか、そういったところを見分けられるスキルというのは大事かなと思います。これは英語力ではない別のスキルですが、とても大切なことですよね。ただそれが大学入試問題で問われるというのは興味深いなあと思いました。

 

英語そのものの難易度は決してそれほど高くないという感じ。さっきTOEICみたいと言いましたが、英語自体の難易度で言うとTOEICの方が難しいです。大学共通テストの方がより平易な英語で書かれているという風に感じました。

 

大学入試もどんどんと変わっていきますね。私が学生の頃はセンター試験にリスニングなんてなかったわけですから、大きな変化です!学生はもちろん、指導する先生方も大変かと思います。でも、より実用的な英語が求められるようになっているのかなという気もするので、そう意味では良い変化なのかもしれません。日本人の英語力は上がっていくかしら?!