Lady Green's Diary

英語講師Lady Greenの日記

映画の感動再び

Amazonで頼んでいた『ボヘミアン・ラプソディー』のサウンドトラックCDが早速届きました!これ、かなりのクオリティーです。まさに映画の感動再びといった感じ。

 

ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)

ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)

 

 これをクイーンのベストアルバムのような位置づけで考えると、選曲に疑問の残る部分もあると思うのですが、あくまで映画のサウンドトラック。映画で使われた曲がストーリーの流れとともに紹介されているので、これを聴きながら映画のストーリーを追うことができます。そして聞きながら映画のシーンが目に浮かぶ。

そしてクイーンの代表曲をそのまま収録するのではなくて、新しいアレンジが施されていたりライブ音源が入っていたり、このアルバムならではのものになっています。特に映画でも登場するライブエイドの演奏がそのまま収録されているのが嬉しい。『ボヘミアン・ラプソディー』も通常のスタジオ収録版とライブ版との両方が入っているのが粋な計らいです。代表曲の『We Will Rock You』もスタジオ・バージョンで始まり途中からライブ・バージョンに変わっていくというのも面白い。

 

クイーンの曲って、それ自体でもドラマティックなものが多いですが、映画のストーリーを追うように曲が配置されて映画のドラマティックな展開を再現しているので、アルバム全体としてさらにドラマティックなものになっています。聞いていてすごくワクワクするのですが、終盤に差し掛かるとなんだかちょっと寂しい気持ちもしてきます。最後はやはり『The  Show Must Go On』で締めくくられるのですが、この曲を聴くと本当に悲しくなります。映画のサウンドトラックとして非常に完成度の高いアルバムだと思います。これは絶対「買い』の一枚。久しぶりにCDを購入しましたがやっぱり買ってよかったです!

 

最近はアルバムを一枚通して聞くということがあまりなくて、好きな曲だけを集めて聞くようなことが多い。CDを購入せずにYouTubeで音楽を流していたりすることも多いです。先日Skypeの英語レッスンでも生徒さんと音楽についての話をしたのですが、彼女もアルバムを聴くということが非常に少なくなって、曲単位でダウンロードして好きな曲を聞くことが多いとのこと。学生時代は私もしょっちゅう洋楽ロックのCDを買ったものですが、好きなアーティストの新譜が出たらCDショップにワクワクしながら買いに行ったものでした。そして気に入ったら何度も何度も繰り返し聴いていました。アルバムを作るアーティストの方もオープニングの曲から中盤、そして最後の1曲まで、曲順も考えて構成されていて、アルバムで一つの作品として作っていたものです。でも今はアルバムよりもシングルの時代。音楽の在り方も当時と比べて随分と変わったのではないかなと思います。でも、このサウンドトラックを聞いて、久しぶりに作品としてアルバムを聴くということの醍醐味を感じさせられたように思います。

 

最近はラテンの音楽を聴いたり、ジャズやボサノバなどゆったりした音楽を聴くことも多いのですが、こうしてクイーンの音楽を聴くと学生時代大好きだったロック魂が蘇ってきます。やっぱり一番はまるのはロックだなあ。なんだか若かりし日をすごく懐かしく思い出しました。洋楽ロックと出会って私の人生が変わったんだった。私の青春時代は洋楽ロックと共にありといった感じでした。大好きなミュージシャン達の言葉にすごく励まされ元気をもらい影響を受けていたなあと思います。自分の人生観にすごく影響を与えられました。先日の記事で紹介したフレディの言葉も私の心にとても深く残ったものの一つです。年を重ねて変わっていくものもたくさんあるけれど、できればやっぱり最後までロックな生き方がしたいなー。

 

クイーンの曲を改めて聞いてみると、一つのカテゴリーに収まらない多様なスタイルがあります。常に新しいものを取り入れて変化していっている。でも変化というのは時にとても勇気のいるものでもあります。特によく売れたアルバムの後に新しいスタイルのものを取り入れるというのは難しいもの。あまりに大きな変化はファンから受け入れられないこともあるし、かといって同じようなものばかりを作っていたら退屈にもなる。常に質の高いものを提供し続け、それでいて新しいものにもチャレンジしていく。フレディは「インタビューで同じものばかり作り続けるのは嫌だ」と言っていましたが、売れるためのものではなく自分が満足できる音楽を作って、情熱を持ち続けていたいという思いがあったようです。

 

そういうところは私も見習いたいなと思います。洋楽ロックをきっかけに英語の勉強を始め今はそれが私の仕事になっているわけですが、英語講師としてそして翻訳者として、同じように質の高い仕事を続けながらも新しいことにチャレンジして、自分の幅を広げていき、そして自分がワクワクできる、情熱を持って取り組める仕事をしていけたらなと思います。

 

久しぶりに映画を見に行って良かったし、久しぶりにCDを買って良かった。また気になる映画があったら映画館に足を運んでみたいなと思います。そしてたまにはCDも買いたい(買いたいと思えるCDに出会いたい!)。そして久しぶりにロック・コンサートにも行きたいぞ!