Lady Green's Diary

英語講師Lady Greenの日記

『ブリジット・ジョーンズの日記』

英語学習もかねて、CNNやBBCを見たりしていますが、最近はどこもコロナ・ウィルスの話でもちきりです。日本のニュースもそうですが、楽しいニュースはないですね・・・。そんな中、気分転換にとまたまた映画を見てみました。明るい映画がいいなぁと思って選んだのが『ブリジット・ジョーンズの日記。これが思った以上に面白くて、久しぶりに声を出して笑える映画でした。そういえば、最近シリアスな映画ばっかり見ていたなぁ。明るい映画、いいですね。楽しい気持ちになります。ブリジットは本当に愛すべきキャラクター。映画の最初、この曲を熱唱するシーンが、可笑しくも可愛くて、ハートを掴まれてしまいました。

 


Bridget Jones - All By Myself

 

主演のレニー・ゼルウィガーがこの役を演じるためにかなり体重増量したのは有名な話です。そして、アメリカ人の彼女がイギリス人の主人公を演じるためにイギリス英語をマスターしたという話も。人気小説の映画化です。アメリカ人のレニーが主演に決まった時、イギリスではブーイングだったそうですが、映画では見事なイギリス英語を披露して話題になりました。

 

スラングも多いし、早口の英語なので聞き取れないところも大いにありましたが、イギリス英語はやっぱり聞いていて心地が良いです。ブリジット以外の登場人物もみんなキャラが立っていて面白い。お下品な言葉もいっぱい出てきますが(笑)ブリジットの恋の相手になる二人はどちらもイギリス人ですね。コリン・ファースは『英国王のスピーチ』に出ていた人。役が違うとイメージ変わりますが、今回も弁護士役なので、上品なイメージです。一方、ナンパな上司役のヒュー・グラントは、『ノッティングヒルの恋人』で見て結構好きだったのですが、うってかわって軽い役。でも、これはこれで合ってる。どっちにしろ、イケメンだ(笑)

 


Best Scene in Bridget Jones

 

かなり早口なので聞き取りは厳しい・・・。でも、こういうRomantic Comedyって会話のやり取りが面白くもある。ブリジットは続編も出ているので、またそちらも見てみようと思います。

 

自分の英語学習の原点って洋楽や洋画で、学生の頃、英語を勉強するのが楽しくって仕方なかったんだよなぁということを思い出しました。仕事になってしまうと、純粋に「楽しい」という気持ちを失くしてしまったりもするんですが、ブリジットのおかげでちょっと原点回帰できたような気がします。楽しい映画たくさん見て、好きな音楽聴いて、テンション上げていこうと思います。笑いが世界を救う。癌細胞もやっつける。深刻にばっかりなってたらダメだよ~。

 

 

 

『死の淵を見た男』

現在公開中の映画『Fukushima 50』のもとになったこちらの本を読みました。

 

死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発 (角川文庫)
 

 

ドキュメンタリーなのですが、まるで小説を読んでいるかのように引き込まれます。あの日、あの時、あの場所で、一体何があったのか。ページをめくる手が止まらなくなる。そして、読みながら何度も、涙で文字がかすむ。これはフィクションではない。本当に起こったこと。極限の状況で、あの場にいた人たちがどんな思いで闘っていたのかと考えると、読んでいて辛くなる。そしてまた、ほんの少しでも何かが違っていたら、日本はもっと酷いことになっていた。そんなぎりぎりのところで最悪の事態が回避されたのだと思うと、本当に、今私たちがこうして生きていることが奇跡のようにも感じます。

 

でも一方で、ほんの少し何かが違っていたら、あのような事故はそもそも起きなかったかもしれない。福島があんなことにならずに済んだのかもしれない。でも、事故は起きてしまった。起きてしまった事実を受け止め、そのことをしっかり見つめていくために、私たちは「あの時何があったのか」知らないといけない。

 

この作品、英語版も出版されています。 日本人だけでなく、海外の人にもぜひ読んで欲しい作品です。

On the Brink: the Inside Story of Fukushima Daiichi

On the Brink: the Inside Story of Fukushima Daiichi

  • 作者:Ryusho Kadota
  • 発売日: 2014/10/15
  • メディア: ペーパーバック
 

 

読んでいる間も、読み終わった後も、心がひりひりする。圧倒的なパワーがある。色んなことを思い、色んなことを考えさせられました。映画も見たいなと思いますが、カットされている部分もたくさんあると思うので、原作もやっぱり読んで良かったと思います。もうちょっとちゃんと本の感想も書きたいのだけど、うまく考えをまとめられない。言葉にしようとすると、何だか途端に薄っぺらくなってしまいそうで、ならば何も言わない方がいいのかもという気もします。ただ、自分の在り方を考えさせられたし、自分にできることは何だろうかと考えさせられました。

 

3.11の追悼式が新型コロナの影響で中止になったのは残念ですが、それぞれにあの日のことを思い出して、復興に向けて出来ることを改めて考えていきたい。原発も、賛成か反対かという単純なことではない。脱原発できればその方がいいのだろうけれど、じゃあ今の日本でどう電力を確保するの?という問題もある。地球温暖化が進む中、CO2削減も考えなくちゃいけないわけで、物事はそうシンプルではない。でも、そうやってそれぞれが考える、問題を意識することが大切なんじゃないかと思うので、そのきっかけとしてこういう本や映画があるのは良いと思う。

 

もう少しコロナ騒動が落ち着いたら映画も見に行きたいな。でも、今は劇場すいているのではという気もするので、あえて足を運んでみるのもいいのかもしれません。

 

 


佐藤浩市×渡辺謙主演!映画『Fukushima 50』(フクシマフィフティ)予告編

 

 

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中島みゆきのつくり方

中島みゆきさんと糸井重里さんの対談記事を読んでいて非常に印象的だったので、ちょっと紹介してみようと思います。

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中島みゆきさんの曲は私も好きな曲がたくさんありますが、彼女は歌詞カードに英訳を掲載しているのだとか。
その理由をこんな風に語っています。

 

歌詞の意味みたいなところでは、誤解を招きかねない、みたいなことをサポートするために、対比で英訳の歌詞を載せているんです。

日本語の歌詞だけだと主語・述語がはっきりしないことが多いんですよね。
そうすると、取りようによっては、自分のことだか相手のことだか大混乱になる。
でも、英語って融通が利かないから主語・述語がはっきりしないと成立しないんです。
なので、英訳を載せることで、意味をわかりやすくしているつもりではいるんですけれども、

 

対談の中で、彼女の新しいアルバム『CONTRALTO』の曲について色々と話をされているのですが、日本語の歌詞だけだと意味がはっきり分からないところが、英語の歌詞を見るとそこにヒントがあるとのこと。
いくつかの曲について紹介されていますが、中でも非常に印象的だったのが『おはよう』という曲の英訳。
普通「おはよう」と聞くとみんな「Good morning」という英語が出てくると思うのですが、実は違うんです。
まず曲のタイトルは『Awakenings』 となっている。
そして歌詞の中の「おはよう」はWake upと訳されているんです。
「おはよう」と言っているのは誰なのかというのが問題です 。
起きた人がおはようと言っているのではなく、起きている人が寝ている人を起こすために「おはよう」と言っている、だからWake upになるというのです。
なんとも目から鱗なお話ですが、日本語という言葉の曖昧さ・難しさが感じられるお話です。
 
おはよう 覚えていますか
おはよう 変わっていますか
おはよう まだ愛してますか
 
この歌詞も日本語では全て主語が省略されています。
なので、誰が?何が?何を?というのが日本語だけでははっきり分かりません。
おそらく主語はYouではないかと推測できますが、2つ目の文章「変わっていますか」は何が?と思いますね。
英訳でどのように書かれているのかと言うとこんな風に書かれています。
 
Wake up  Do you remember me?
Wake up  Have I changed?
Wake up  Do you still love me?
 
「変わっている」のは「私」なんですね!これは日本語だけでははっきりしませんね。
英語にしてみると、誰が何を、というのが明確になっています。
日本語と英語それぞれの言語の性質がとてもよくわかります。
日本語の曖昧さ、そして英語の明確さ。
日本人が英語を話す時、英語で文章を書くときに直面する難しさがここにある。

そんなことを意識しながら、日本語の歌詞と英訳を対比してみると非常に良い英語の勉強になりそうです。しかも、通常は歌の歌詞を訳すとき、訳す人によって解釈が変わってきてしまうと思いますが、中島みゆきさんの場合はご本人が英語をチェックして「そこは違う」という風に直しを入れているのです。そこまでされる方あまりいないんじゃないでしょうか。実際、先ほどの『おはよう』の曲も、最初に英訳を渡された時には、やはりGood morningと訳されていたのだそうです。ただ、ある程度解釈の自由は残すようにされているとも仰っています。そういうところも含めて彼女の「こだわり」を感じます。

対談の中で中島さんが「皆さんね、英文はあんまり読まないんです。」とおっしゃっていますが、もったいないという気がしますね。
でも、中島みゆきさんがそんなこだわりをもって英訳を載せているとは、皆さん知らなかったんじゃないのかなと思います。
って言うか、私も知らなかったです。
 
こんな話を聞くとつい CD が買いたくなってしまいますね!
いつからそんな風に英訳を掲載されるようになられたのかは知らないですが、
これまでそんなに深く考えずに聞いてきた曲の歌詞が、どのように英語に訳されているのかなんだか気になりますね。
 
CONTRALTO(CD)

CONTRALTO(CD)

  • アーティスト:中島みゆき
  • 発売日: 2020/01/08
  • メディア: CD
 

 

 こちらも英訳あるみたいです。気になります・・・。

Singles 2000

Singles 2000

  • アーティスト:中島みゆき
  • 発売日: 2002/04/17
  • メディア: CD
 

 

お二人の対談、かなり興味深いので、是非読んでみて下さいね。

 

 

 

Have I told you lately?

先日、『ニューヨーク眺めのいい部屋売ります』という映画をご紹介しました。

映画『ニューヨーク眺めのいい部屋売ります』 - Lady Green's Diary

 

この映画の最後に、ヴァン・モリソンの曲 『Have I Told You Lately That I love You』がかかります。


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この曲、ロッド・スチュアートもカバーしていますね。


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この曲のタイトルに含まれる現在完了形の使い方が気になります。Did I tell youでは駄目なのでしょうか?

 

現在完了形の使い方は日本人にはなかなか理解するのが難しいです。英語のレッスンでも現在完了の使い方についてよくお話しします。必ずお伝えするのが「現在完了形は、過去の具体的な時を表す表現と一緒には使えない」ということです。 例えば"I came back from New York last week." ということはできますが"I have come back from New York last week. "ということはできません。「先週」という具体的な過去を表す時間表現が入っているから、過去形で表さないといけない。 もし現在完了形を使うのであれば "I have just come back from New York."というように表現を変える必要があります。

 

で、ここで曲のタイトルに出てくる表現 lately に注目。「最近」というlatelyは過去を表す時間表現にならないのだろうか?日本人的発想だと過去形にしたくなってしまいますが。

 

latelyに似た表現にrecentlyというのもありますが、実はどちらも「現在完了形」と共に使う表現です。「最近」というのは過去を表す時間表現とはみなさないのですね。recentlyに関しては、過去形で使う例もありますが、latelyは基本的には「現在完了形」と使います。

 

ということで、こんな会話が成立しそうです。

 

Man: Have I told you lately that I love you?

Woman: Yes, you have. You told me yesterday.

男性:最近、君に愛してるって言ったかな?

女性:ええ。昨日、言ってくれたわよ。

 

latelyに対しては現在完了形を使い、yesterdayと言うと過去形になる。ちなみに「言ってないわよ」と答えるならこんな感じでしょうか。

 

Man: Have I told you lately that I love you?

Woman: No, you haven’t. You haven’t told me since we got married.

男性:最近、君に愛してるって言ったかな?

女性:いいえ。結婚して以来、言ってくれていないわ。

 

sinceを使っているので、「~以来ずっと」という継続の用法になります。sinceの後は過去形になっているのもポイントです。現在完了+since+過去形というのはよくある文章のパターン。

 

歌の歌詞の中では、「昨日言ったかどうか」というのではなく、「最近、君に愛していると言ったかな?」とたずねているので、やはりここはHave I told youになるのです。

 

さて、せっかくなので、この曲の歌詞の続きをもう少し見てみましょう。「Have I told you lately that I love you? (最近、君に愛していると言ったかな?)」と歌った後、こんな風に続きます。

 

Have I told you there's no one else above you?

君以上の人は他にいないって言ったかな?

Fill my heart with gladness

僕の心を喜びで満たし

Take away all my sadness

僕の悲しみを全て取り除き

Ease my troubles

僕の苦しみを癒やしてくれる

That's what you do

それを君がしてくれるんだ

 

ここまで読んで、日常会話でもよく使える表現が多分に含まれています。

fill A with B=AをBで満たす

take away=取り除く

ease=和らげる、癒やす

 

シンプルな英語表現が使われていることでかえってメッセージが心に届くように思います。

 

こうやって英語の歌詞を見ていくことで、語彙表現や文法の使い方なども学ぶことができますね。単に日本語訳を読んで終わるのではなく、少し掘り下げてみることで、歌詞がダイレクトに心に届くような気がしませんか?

 

さてこの曲、映画のエンディングでかかるのですが、聞いていてとても温かい気持ちになる曲です。たとえ歌詞の意味がわからなくても、優しいメロディーラインと「I love you」の歌詞さえ聴き取れればこれが愛の歌であることがわかります。映画の余韻を残しながら優しい歌声に酔いしれ、ほっこりした気持ちになること請け合いです。「曲は知っているけれど映画は見たことがない」という方は、ぜひ一度見てもらいたい映画です。

 

 

映画『ニューヨーク眺めのいい部屋売ります』

先日の『レミゼラブル』が大作だったので、次はちょっと短めの軽めのものをと思ってこちらの映画を選んでみました

 

 

原題は『5 Flights Up』です。flightは階段を意味するのですが、stepsやstairsと違って一続きの階段をセットにして指して使います。stepやstairがたくさん集まってflightになると言えばわかるでしょうか?主人公たちの住むニューヨークの部屋はマンションの5階にある。1階から自分たちの部屋まで5 flightsということ。実は夫婦が住むこのマンション、エレベーターがないのです。なので5flightsを毎日上り下りしないといけません。結構な重労働です。主人公のカップルはワンちゃんを飼っているので散歩のたびに上り下りしないといけません。この部屋に住んで40年。歳とともにだんだん辛くなってきます。そんなこともあって部屋を売ろうと妻は言うのですが、夫はどうもあまり気乗りしないよう。

 

大きな事件が起きるわけではなく、まったりと進んでいくのですが、それがなんともほのぼのしてほっこりした優しい気持ちになれる映画でした。見始めてしばらくは「ちょっと退屈かも?」という気もしましたが、二人の過去の回想シーンなどが出てきて、一見平凡で穏やかに思えるふたりの今の暮らし、そこに至るまでの二人の葛藤が垣間見れて、平和な日常が愛おしく感じられます。

 

アメリカで家を売買するというのはこんな感じなんだなあと文化的な背景も見れて面白いです。そういえばTOEICでも不動産屋 real estate agent がよく登場するなあ。留守電のメッセージで「良い家が見つかりましたよ」とか「良い物件なので急がないとすぐに売れてしまいます」なんていうメッセージがあったなあ(笑)オープンハウスの様子なんかも見ていて面白い。部屋を見に来る人たちのまあ個性的なこと。オーナーを目の前にして好き勝手なことを言います。ま、これは映画だからですが、実際はさすがにそんなことないだろう。

 

不動産売買の話と別に、もう一つ垣間見える文化的な背景は医療費の問題。具合が悪くなったワンちゃんを獣医 vet の所に連れて行くのですが、CTを撮影するにも手術をするのもめちゃくちゃバカ高い金額がかかる。う~ん、ペットを飼うのも一苦労だ・・・。人間の場合と動物の場合とまた違うでしょうが、どちらにしろアメリカでは病院にかかりたくないですね。日本の国民皆保険って本当にありがたいなぁと思います。しょっちゅう病院にかかる私はアメリカには住みたくないなぁ。

 

さて最終的に部屋は無事に売れるのか、そして二人の新しい部屋は見つかるのか、ワンちゃんは無事に回復するのか等、あんまり書くとネタバレになってしまうので書きませんが、最後に温かい気持ちになる映画でした。

 

回想シーンで、彼女が黒人男性と結婚したいと家族に報告するシーンがある。母親は喜んでくれない。反対もしないけれども賛成もしない。祝福して欲しいと言う彼女に母親は「努力する try to」と答える。二人の間に子供はいない。その代わり可愛いワンちゃんがいる。絵に描いたような幸せな家庭ではないかもしれない。でも二人が選んだ人生。思い通りにいかなかったことがあったとしても、自分たちが選び取った生き方。幸せの形は色々あっていい。

 

モーガン・フリーマンダイアン・キートンの二人の演技が良い。じわっと心に響く。Amazonのレビューでは「現実的ではない」という批判もありましたが、映画に必ずしも現実性を求める必要はないと思う。なのでこの映画はこれでいいんだという気がします。ほっこりした気持ちになります。こういう映画も良いですね。二人とも素敵に歳を重ねている。自分も年をとってもこんな風に素敵でいれたらいいのになあと思います。

 


5 Flights Up Official Trailer #1 (2015) - Morgan Freeman, Diane Keaton Movie HD

 

最近映画をめっちゃ見まくっていますが、「やっぱ映画っていいなぁ」と思います。忙しい時はなかなか見れないのですが、こんな時だからこそ色んな映画を見て心を豊かにしたいもの。映画に限らず小説や絵画、音楽など、私にとって芸術って人生の中でとても大切な存在。今年はたくさん芸術に触れる一年にしたいなと思います。

 

レ・ミゼラブル

 

 

前々から見たいなと思いながらそのままになっていた映画をようやく鑑賞。見始めてから気付きましたが、2時間半にわたる大作が全編歌で成り立っているんですね。ミュージカル映画とは知っていましたがセリフが全部歌とは!音楽映画は好きですが、さすがにこれはちょっと苦しいかもと思いながら見始めました。しかし、意外と飽きることなく最後まで見終えることができました。って、実は所々で歌のシーンをちょっと早送りしちゃいましたが(笑)でも、随所で歌に涙したのも本当。

 

アン・ハサウェイの『I Dreamed a Dream』は心にぐっとくるものがありました。切ないなぁ。ここでまず涙。そう言えば一時、彼女がベリーショートにしていたのはこの映画のためだったのか。映画とは全く関係ありませんが、以前抗がん剤治療後に脱ヅラして超ベリーショートヘアを披露した時に、同僚のスタッフやスクールの生徒さん達から「アン・ハサウェイみた〜い」と言われたことを思い出しました。ドキドキしながら脱ヅラしたのですが意外と好評でビックリした記憶が。映画とは本当に全然関係ない話ですけど(笑)

 

レ・ミゼラブルは以前テレビドラマで見たことがあるのですが、大筋は覚えていたものの細かいところはすっかり忘れていました。最後のシーンはやっぱり泣けますね。ジャン・バルジャンを執拗に追いかける刑事ジャベールは、映画ではラッセル・クロウが演じています。ドラマで見た時にはジョン・マルコヴィッチでした。バルジャンはジェラール・ドパルデュー。個人的な好みですが、バルジャン役は映画のヒュー・ジャックマンが好き。ジャベール役はマルコビッチに軍配が上がります。てゆうか、マルコヴィッチ好きなんですよね実は。

 

レ・ミゼラブル [DVD]

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主演のヒュー・ジャックマンは相変わらず男前で歌も素敵だったのですが、一番インパクト強く心に残ったのは子役の男の子だったりします。「動物と子供にはかなわない」なんて言いますが本当にその通りで、かっさらっていった感じもします。ドラマを見た時にはあまり記憶に残っていない役なのですが、映画では非常に印象的でした。登場シーンもいい。ただ者じゃない。

 


Look Down (Beggars) Les Miserables FULL SCENE

 

ガヴローシュ役のダニエル・ハトルストーンの名演技。まじに泣ける・・・。この役で彼は賞もらってますね。今はどうしてるんだろうか。

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でもやっぱり2時間半ずっと歌だけというのはちょっと辛かったのも事実。やっぱりセリフがあるほうが落ち着きます。しかもちょっと頭痛で体調の万全でない時に見たので結構疲れました。でも感動したんですけど!覚悟して見ないと駄目ですね。

 

ドラマで見たのは随分前のことですが、ミュージカルではなかったので歌はなし。その代わり、じっくりストーリーを味わえた気がします。確か、お正月にNHKで放送していたのを見た記憶が。すごく良い作品に仕上がっていました。普通にストーリーを楽しみたいならそちらの方がお勧め。歌はないけど。

 

映画の方は、やはり歌がメインになっているので、ストーリーももちろんなんですが、歌に感動します。名曲たくさんありますが、やっぱりこの曲が一番心に残るなぁ。

 


映画レ・ミゼラブル 「民衆の歌」日本語訳付き

  

決してハッピーなストーリーではないのですが、やっぱり名作です。色々と考えさせられるものもあります。前に紹介した『アメイジング・グレイス』と同様、信仰って人をこんなに変えるんだなぁ。そして、愛、ですね。バルジャンはコデットを得て、初めて生きる意味を見つける。自分の命よりも大切な存在。ヒュー・ジャックマンの演技が良い。だからこそ、最後のシーンでやっぱり泣けるのです。

 

そして、先に紹介したガブローシュが歌う歌詞が、格差の広がる今の時代にも通じる気がして心に刺さる。

 

Here is the thing about equality.

Everyone's equal when they're dead.

 

昔も今も、本質的な部分で社会は変わっていないのか。生きている間は平等はない?

 

ちなみにこの後に続く歌詞、Take your place, take your chance を「テイク」ではなく「タイク」と発音しているのがロンドン訛りで微笑ましい。ちょっと舌足らずな感じで歌うのが可愛いんだけど、歌詞の内容は非常に核心をついている。自由とは、平等とは、何だろう?永遠のテーマなのかもしれない。

 

 

文法学習再開

暫く放置していた文法学習を再開しました。

  

Advanced Grammar in Use with Answers: A Self-Study Reference and Practice Book for Advanced Learners of English

Advanced Grammar in Use with Answers: A Self-Study Reference and Practice Book for Advanced Learners of English

 

 

全部で100ユニットあるうちの、ユニット47までようやく来ました。あと少しで半分!いつになったら最後まで終わるんだろう(笑)ちょっと気が遠くなりそうな感じもします。まぁ、毎日1ユニットやれば1か月半位で終わるんですが、休み休みやるからなかなか終わらない。自業自得ですね(笑)

 

やはりこの教材、問題を解いていると毎回新しい発見があります。ここ最近のユニットは冠詞にまつわる内容なので、苦手な冠詞の勉強が出来てちょっとずつ理解が深まっていくような気がします。ただ冠詞の用法って、「わかった」と思ったそばからすり抜けていくような感じもあるので、100%の理解は期待せずに、徐々に感覚を掴んでいくように目指していきたいです。

 

このテキスト、1周やっただけではマスターできないと思うので、2周3周とやっていく覚悟でいます。なので、テキストには書き込みせずに別のノートに答えを書き込む。ユニット100まで到達するのもいつになるやらですが、さらに何周もやるって、ますます終わりが見えない感じで気が遠くなりますが(笑)