この曲のタイトルに含まれる現在完了形の使い方が気になります。Did I tell youでは駄目なのでしょうか?
現在完了形の使い方は日本人にはなかなか理解するのが難しいです。英語のレッスンでも現在完了の使い方についてよくお話しします。必ずお伝えするのが「現在完了形は、過去の具体的な時を表す表現と一緒には使えない」ということです。 例えば"I came back from New York last week." ということはできますが"I have come back from New York last week. "ということはできません。「先週」という具体的な過去を表す時間表現が入っているから、過去形で表さないといけない。 もし現在完了形を使うのであれば "I have just come back from New York."というように表現を変える必要があります。
さてこの曲、映画のエンディングでかかるのですが、聞いていてとても温かい気持ちになる曲です。たとえ歌詞の意味がわからなくても、優しいメロディーラインと「I love you」の歌詞さえ聴き取れればこれが愛の歌であることがわかります。映画の余韻を残しながら優しい歌声に酔いしれ、ほっこりした気持ちになること請け合いです。「曲は知っているけれど映画は見たことがない」という方は、ぜひ一度見てもらいたい映画です。
アメリカで家を売買するというのはこんな感じなんだなあと文化的な背景も見れて面白いです。そういえばTOEICでも不動産屋 real estate agent がよく登場するなあ。留守電のメッセージで「良い家が見つかりましたよ」とか「良い物件なので急がないとすぐに売れてしまいます」なんていうメッセージがあったなあ(笑)オープンハウスの様子なんかも見ていて面白い。部屋を見に来る人たちのまあ個性的なこと。オーナーを目の前にして好き勝手なことを言います。ま、これは映画だからですが、実際はさすがにそんなことないだろう。
不動産売買の話と別に、もう一つ垣間見える文化的な背景は医療費の問題。具合が悪くなったワンちゃんを獣医 vet の所に連れて行くのですが、CTを撮影するにも手術をするのもめちゃくちゃバカ高い金額がかかる。う~ん、ペットを飼うのも一苦労だ・・・。人間の場合と動物の場合とまた違うでしょうが、どちらにしろアメリカでは病院にかかりたくないですね。日本の国民皆保険って本当にありがたいなぁと思います。しょっちゅう病院にかかる私はアメリカには住みたくないなぁ。
アン・ハサウェイの『I Dreamed a Dream』は心にぐっとくるものがありました。切ないなぁ。ここでまず涙。そう言えば一時、彼女がベリーショートにしていたのはこの映画のためだったのか。映画とは全く関係ありませんが、以前抗がん剤治療後に脱ヅラして超ベリーショートヘアを披露した時に、同僚のスタッフやスクールの生徒さん達から「アン・ハサウェイみた〜い」と言われたことを思い出しました。ドキドキしながら脱ヅラしたのですが意外と好評でビックリした記憶が。映画とは本当に全然関係ない話ですけど(笑)
ちなみにこの後に続く歌詞、Take your place, take your chance を「テイク」ではなく「タイク」と発音しているのがロンドン訛りで微笑ましい。ちょっと舌足らずな感じで歌うのが可愛いんだけど、歌詞の内容は非常に核心をついている。自由とは、平等とは、何だろう?永遠のテーマなのかもしれない。