Lady Green's Diary

英語講師Lady Greenの日記

ご放念

今日は、4月末からスタート予定の、大学でのエクステンション講座の打ち合わせに出かけてきました。別大学での新年度の授業の準備もエージェントの担当者さんや大学の先生とのやり取りなどをここ最近ずっとしているところです。テキストがようやく全部手元に届いたので、ここから本格的に授業の準備を始めていかないといけません。色々と始動し始めて忙しくなってきているところです。でも、そんな中、来週には父や姉家族も一緒にちょっとした一泊旅行に出かける予定も入っていたりします。

 

翻訳の方は先日、(私にとっては)ちょっと分量のある案件を無事に納品したばかり。来週は旅行もあるし次の翻訳は少し先になるかなーと思っていたところ、仕事の打ち合わせが終わって家に帰った後、新しい翻訳案件のメールが。分量は少なめのものなので十分に間に合います。プルーフバッグの予定も知らせてくださっているのですがこちらも大丈夫。しかしその後のチェックバックがちょうど旅行の日程にかぶってしまいそうで対応ができない・・・。チェックバックというのは必ずしもあるわけではないのですが、万が一何か訳抜けがあったり確認事項があったりした時にチェッカーさんからのコメントが入って原稿が戻ってくるのです。翻訳を納品したからといって必ずしもそれで仕事が終わるわけではありません。事情を伝えして返信したところ、しばらくしてコーディネーターさんから「今回はご放念ください」とのお返事が。要するに「仕事キャンセル」ということです。ここ最近ずっと取り組んでいた翻訳の関連案件だったので出来ればお引き受けしたかったので、正直非常に悔しい気持ちもありました。しかしこればっかりは仕方がないですね。タイミングというのもありますし、家族との時間というのもやはり大切にしたい。「悔し~い」と思ったのですが、この「放念」という言葉が心に響いて、「そうだ、執着したらだめなんだ」と腑に落ちたのでした。で、数分語には気持ちを入れ替えて、「今週末はやっぱり大学授業の準備に専念するか」、と文字通り念を手放したのでした(笑)この日本語、良い言葉ですね!

 

実は週末はブッククラブの集まりの日でもあったりします。まだ読み終えていないのですがあと残り少しなので読み終えてしまって、集まりにも参加してきたいなと思っています。仕事を一つ手放すことで出来ることも色々あるのです!

 

やりたいことはいっぱいあります。大学の仕事も一つ引き受ければまた別の一つはお断りしないといけなかったり。講師登録の方もずっと2社から仕事を引き受けていたのですが、大学でご一緒の先生の紹介で実は今年に入って新しい所にも登録をしてきました。そちらのエージェントからも仕事の紹介メールが来ていたのですが、これもまた別大学の日程とバッティングしてしまうんですよね。それで「面白そうだな」と思う内容でもお引き受けできないこともあります。「もっと元気に飛び回れたらなあ」とか、「体がもう一つ欲しい」なんて思ったりもしますが、私に出来ることには限りがあるわけで、あれもこれもと欲張ってばかりいてもダメ。本当にやりたいこと、私がやるべき仕事なら、何とか都合をつけてやるし、きっと上手くタイミングも合うもの。それでいて自分の体力、能力を過信しすぎずに時に諦めることも大切。最近色々と忙しくてちょっとピリピリする事もあったのですが、もっとゆったり構えて手放していくことも必要だなと思ったのでした。

 

ということで、この本読もうっと。

 

The Big Sleep (English Edition)

The Big Sleep (English Edition)