Lady Green's Diary

英語講師Lady Greenの日記

2020年の洋書読書報告

実は、今年は巣籠りしてるわりに洋書の読書はあんまり進んでません。和書はたくさん読んだんですけど、洋書がなかなか…。「メンタリスト」を見始めてからは、ドラマ鑑賞の時間が増えて読書時間は減っています。と言うことで、今のところ読了した洋書は2冊だけです。

 

今年の1冊目はこちらの本。

Caleb's Crossing: A Novel (English Edition)

Caleb's Crossing: A Novel (English Edition)

 

翻訳書も出ています。こちらのタイトルの方が内容分かりやすいですね。

実在した人物をテーマにした小説で、邦題の通りハーバード大学に入学したネイティブアメリカンアメリカ先住民)の話です。ネイティブアメリカンとして初めてハーバードに入学したケイレブという青年を、彼と交流したイギリス人女性の視点から語ったもの。英語はちょっと読みにくいところもあって(何しろ語彙力が足りないもので)、サクサクとは読めないんですが、読み終わった後に余韻の残る良い作品でした。やっぱり読書って楽しいなぁと感じさせられる良作と思います。

 

実はこの本、私が参加してるブッククラブの課題本だったのですが、コロナの影響でずっと開催が延期になっています。当初は5月位に予定してたんですけど。このままだと次にいつ集まれるかわからないので、一度オンラインで開催してみようかということに。そして、何と私がオーガナイザーを務めることに!大丈夫かなぁとちょっと心配な面もありますが楽しみでもあります。上手くいくといいなぁ。開催は来月の予定。本を読み終えて暫く時間が経つので、再読しているところです。難しめの本の場合、2回読んでようやくわかることもあるので、ちょうど良いかも?

 

そしてもう1冊読み終えたのがこちらの本。

 

The Kitchen God’s Wife (English Edition)

The Kitchen God’s Wife (English Edition)

 

 

『ケイレブ』を読み終えて、ブッククラブの開催が宙ぶらりんのまま、何か面白そうな本ないかなぁと色々とアマゾンで物色した結果、以前から一度読んでみたいと思っていたエイミー・タンの作品のサンプルをダウンロードしてみました。エイミー・タンと言えば、映画にもなった『ジョイ・ラック・クラブ』が有名ですが、敢えてそれは外してみることに。映画見てストーリー知ってたし、違う物を読んでみたかったのと、こちらの本もタイトルは聞いたことがあり気になっていたのでした。で、結局そのまま本を購入して読むことに。

 

『ケイレブ』に比べると格段に読みやすく、こちらは結構サクサク読めました。作家さんによって読み易さ全然違うなぁ。ストーリーも面白いです。途中でちょっと中だるみするところもあるのですが、読み応えはありました。『ジョイ・ラック・クラブ』と同じく母と娘の物語、と思いながら読んでいたのですが、読み終えてみると、もちろん母娘の関係をテーマにしてはいますが、実は女同士の友情も描かれていて、私は最後、そっちの方でじーんときてしまいました。

 

映画やドラマもいいけれど、やっぱり読書もいいよなぁ。時間はかかりますが、読了した後の充実感は大きいです。今年は時間もあるので、まだまだ読書していきたいと思います!